医療事務の「帰れない」には理由がある
レセプト請求、書類作成、電話対応、患者対応、院内の雑務。医療事務の仕事は多岐にわたり、気づけば定時を過ぎているという方も多いのではないでしょうか。
ある調査では、医療事務の約6割が「日常的に残業がある」と回答しています。しかも、その残業の多くは「仕組みを変えれば減らせるもの」です。
ここでは、明日からでも始められる5つの方法を紹介します。
方法1:書類テンプレートを統一する
診断書、紹介状の添え状、各種届出書類。毎回ゼロから作っていませんか?
よく使う書類をテンプレート化して共有フォルダに置いておくだけで、1通あたり10〜15分の短縮が見込めます(※書類の種類により異なります)。
ポイントは「80%完成した状態」のテンプレートを作ること。患者名や日付だけ変えれば出せる状態にしておくと、効果が大きいです。
方法2:集計作業を自動化する
月末のレセプト集計や患者数の集計を、手作業でExcelに入力していませんか?
Googleスプレッドシートの関数や、簡単なマクロを使えば、集計作業を半自動化できます。初期設定に2〜3時間かかりますが、毎月3〜5時間の削減効果が期待できます。
方法3:FAXをやめる(段階的に)
「まだFAX使ってるの?」と言われても、相手がFAXを使っている限りやめられない。それが現実です。
ただし、自分から送る分だけでもメールやクラウドFAXに切り替えるだけで、印刷→送信→確認の手間が大幅に減ります。「受信はFAX、送信はメール」というハイブリッド運用から始めるのが現実的です。
方法4:チェックリストで確認作業を効率化する
レセプト提出前の確認、月初の届出確認、各種期限管理。「うっかり忘れ」を防ぐために、頭の中で覚えておく必要はありません。
Googleスプレッドシートで簡易チェックリストを作り、毎月コピーして使い回すだけで十分です。記憶に頼る業務が減ると、精神的な負担もかなり軽くなります。
方法5:定型文の入力を省力化する
電話メモ、院内連絡、患者への説明文。同じような文章を何度も打っていませんか?
辞書登録やテキスト展開ツールを使えば、「しょ」と打つだけで「初診の受付についてご案内いたします。」と展開されるようになります。1回の入力は数秒の差ですが、1日50回以上入力する医療事務では、積み重なると大きな差になります。
まとめ
| 方法 | 効果の目安 | 始めやすさ |
|---|---|---|
| 書類テンプレート統一 | 月3〜5時間削減 | すぐできる |
| 集計自動化 | 月3〜5時間削減 | 少し準備が必要 |
| FAX段階的廃止 | 月1〜3時間削減 | 相手次第 |
| チェックリスト導入 | 月1〜2時間削減 | すぐできる |
| 定型文の省力化 | 月2〜3時間削減 | すぐできる |
合計すると、月10〜18時間の削減が見込めます(※施設の規模や業務内容により異なります)。
「うちでも何かできることがあるかも」と思った方は、お気軽にご相談ください。
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